河原町星屑通東潜ル

短歌とエッセイ。Twitter https://mobile.twitter.com/moeori

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

挽歌としての相聞歌

虚構のラブストーリー。 木下龍也と鈴木晴香の共著歌集、『荻窪メリーゴーランド』の帯の言葉だ。 虚構と現実ではやはり現実の方が重みがあるとは思う。けれど虚構でしか描けない風景も存在するし、望まぬ現実があるのと同じくらいに望んだけれど訪れなかっ…